棟梁紹介

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渡辺 智紀
代表・棟梁

匠で建てた家を誇りに思って頂けるように、匠の価値を高めていきたい。

プロフィール
渡辺 智紀 (わたなべ とものり)。1977年10月生まれ、糸魚川市出身。高校卒業後、埼玉県の企業内訓練校を持つ建設会社で大工技術を学ぶ。その後、糸魚川市内の工務店で経験を積み、2013年に独立。2018年に法人化し有限会社匠-TAKUMIに。人工乾燥材ではなく天然乾燥材を使い、プレカットではなく墨付け刻みで構造材を加工。その一方で2022年に大型パネル工法も導入。ヘラチェアをはじめとした家具の製作・販売も行う。
独立して匠をはじめた理由
いずれは独立をしたいと考えながら大工の仕事をしていましたが、必要なノウハウ・技量が十分身に付いたと思った時に独立することを決めました。
また、地域のお客様にもっと品質の高い家を提供するためには、自分で工務店を経営する必要があると考えたことも独立を決めた理由です。
「匠」の名前に込めた意味
「匠」は優れた技術を持つ職人を意味する言葉です。匠という社名に相応しい職人集団の会社にしたいと思い、この名前を付けました。
大工を目指した理由
高校時代に進路を決める時、体を動かす仕事に就きたいと思っていました。
進路指導の先生から紹介を受けた埼玉県にある建設会社に入社すると、そこは大工の訓練校を持つ会社で、働きながら大工の勉強ができました。
入社1年目から技能五輪に出場することになり、人一倍練習をして臨んだところ、埼玉県内で2位になり、全国大会で7位に入賞できました。
努力をすることで結果が出せる仕事だと実感し、その時に大工として生きていこうと決めました。
仕事のやりがい
正直なところ独立前は「金持ちになりたい」という願望を持っていました。
でも実際に独立してみると、そんなことよりもお客様に対しての責任を果たすことが自分にとって遥かに重要だということに気付きました。
しっかりと仕事を成し遂げた後にお客様が喜んでくれたり驚いてくれたりすることが、他のなにものにも代えがたいやりがいになっています。
そのやりがいを感じるために直接お客様から依頼を受けて仕事を行っており、そのために常に自分たちがどうあるべきかを考えながら動いています。
家づくりで大事にしていること
お客様にとって家づくりは一生に一度となることが多い一大イベントですから、一軒一軒丁寧な仕事をするのはもちろん、打ち合わせや建築の過程で信頼関係を深めていくことを大事にしています。
そして、最後にはお客様と竣工を笑って迎え、その後のお付き合いも続けていきたいと思っています。
技術には自信を持っていますが、知らないことは積極的に習得し、スペシャリストの域にまで持っていくことを意識しています。
匠で建てた家を誇りに思って頂けるように、自社の価値を高めていきたいです。
今後の目標
2022年は20代の若手が2名入り会社が活性化されました。
メンバーが6名に増えたことで、今までのように自分が施工図の製作・見積もり・監理の全てを行うやり方が難しくなり、30代の社員にそれらの仕事の委譲を始めています。
ステップアップした社員には役職手当を付け、給料が上がっていく仕組みも新たにつくりました。
大工の仕事は日当で計算され、頭打ちになることがこれまでの常識でしたが、大工の待遇を上げることが大工の地位向上につながると信じています。
今後多くの若い人が大工を目指したくなるように、大工の待遇改善、匠の価値向上を進めていきたいと思います。