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杉と障子が織り成す、情趣に満ちた平屋。

 

PLAN & CONCEPT

南北方向に長い70坪の敷地に立つこちらの住まいは、延床面積26坪の平屋。

間口3.5間×奥行7.5間のシンプルな長方形の平面で、玄関は建物の中ほどに設けています。

北側に寝室、中央部に水回りや収納スペース、日当たりのいい南側にリビングを配した間取りで、それらがシンプルな回遊動線で結ばれているのが特徴です。

空間を仕切る室内建具はトイレと脱衣室のみで、家全体が大きなワンルームのようにつながっています。

リビングの南面には大きな窓が連なり、外には深い軒が架かったウッドデッキと、落葉樹が植えられた庭の景色が広がります。

天井まで高さがある大きな障子を閉じれば、リビングは和の要素が際立つモダンな空間に変化。

夜になれば天井に仕込まれた間接照明の光に包まれ、一層リラックスした時間が流れ始めます。

 

EXTERIOR DESIGN

緩やかな勾配の屋根が非対称に架けられた『差しかけ屋根』や、ウッドロングエコが塗装された褐色の杉板外壁が特徴です。

ウッドデッキや軒天にも杉材を使うことで、統一感が生まれました。

アプローチには洗い出し仕上げのコンクリートを打ち、荒々しい表情に仕上げています。

北からの海風が強い地域柄、通りがある北面ではなく西面に玄関を配置しているのもポイントです。

 

MATERIAL

内部の床には表情豊かな糸魚川杉を使用し、木材の地産地消を行っています。

リビングの勾配天井には木目がまっすぐ通った柾目材を使用。赤身と白太が入り交じった『源平(げんぺい)』の不規則さがアクセントになっています。

今回はリビングやキッチンの樹脂サッシに薄くスライスした檜の柾目材を貼ることで、樹脂の質感を抑えるという細やかな工夫も行っています。

 

|庭を眺めるウッドデッキ

軒に守られたウッドデッキに座れば、正面に庭の木々を眺められます。デッキ材は油分が多く含まれた飫肥(おび)杉。

 

|コの字型の造作キッチン

コンロを中心にしたコの字型の造作キッチン。コンロの右下の扉の内部はフロントオープンタイプのビルトイン食洗機。

 

|プライバシーに配慮した外観デザイン

通りに面した北側は窓面積を抑えてプライバシーを確保。玄関は通りから見えにくい、建物右手を進んだところに配しています。

 

|光量を抑えた寝室

寝室はダウンライトなどで空間全体を照らすのではなく、小さな照明を分散させることで落ち着いた雰囲気をつくり出しています。

 

|間接照明が彩る夜のリビング

夜は間接照明の光が障子を照らし昼間とは違う表情に。提灯のようなペンダントライトはジョージ・ネルソンのバブルランプ。

 

|ペンダントライトが印象的なトイレ

少し広めのトイレは造作の収納棚付き。小ぶりのペンダントライトが空間の一角を照らし、リラックスした雰囲気を演出します。

 

|ウイスキーボトル棚付きキッチン

造作キッチンの手前はウイスキーボトルを並べる棚。その右側はハイチェアを置いてバーカウンターのように使うことができます。

 

|エアコンを隠すルーバー

ダイニングから眺めるリビング。床下エアコンは造作TV ボードに、上部の冷房用エアコンはルーバーで目隠ししています。

 

|チェリー材の造作TVボード

中央部分に床下エアコンを格納しており、前面パネルは空気が通るようにルーバーにしています。両サイドの扉は幅はぎ材をリブ加工したものですが、板のジョイント部分に合わせて溝を彫ることで、ルーバーのように独立した細いパーツを組み合わせたような表現にしています。

 

|カトラリー用の引き出し

造作キッチンのダイニング側にはカトラリー用の引き出しを配置。レザーの取っ手がかわいらしいアクセントになっています。

 

|ラワンの造作建具

室内の建具は既製品を使わずにラワン材で仕上げた造作建具を採用。3×6板のラワンベニヤ2枚を上下で張り分け、中央に1本の目地が入るデザインにしています。

 

|機能的なシューズクローク

玄関横にはコンパクトながらも収納力の高いシューズクロークを配置。ジャケットを掛けられるハンガーバーも備えています。

 

|ウォークスルークローゼット

寝室から眺めるリビング。間には通り抜けできるクローゼットを設けています。

 

|オリジナルの床ガラリ

床下エアコンによって暖められた空気を基礎内部から室内に取り込むガラリ。通気量の調節ができるTAKUMI独自の加工品です。

 

|幻想的な夜景

庭職人の小川俊彦さんが手掛けた庭は、夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気を演出します。

DATA

家族構成 夫婦
竣工年月 2025年10月
延床面積 85.70㎡(25.92坪)
UA値 0.23
C値 0.1
耐震等級 3(積雪1m、許容応力度計算による)
換気システム 第1種換気
構造材加工法 木造軸組工法(墨付け・手刻み)

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