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【上越モデルハウス】コンクリート壁に守られ、静かに佇む平屋。

※上越モデルハウスの見学について
上越モデルハウス(上越市春日新田)は、オーナー様ご家族がお住まいの住宅を、事前予約制でご案内する仕組みとしています。見学をご希望の方は当社までお問い合わせ下さい。日程を調整の上ご案内します。


PLAN & CONCEPT

上越市春日新田に完成したこの住まいは、職人の手仕事が好きというオーナー様の希望から、私たちが得意とする「墨付け・手刻み」で躯体をつくり上げました。

敷地は74坪。南側接道の土地で、道路の向かいには3階建ての住宅、北側には線路へと続く空き地が広がっています。

プランで重視したのは、団らんの時間を過ごすLDKを中心とし、個室や水回りをその周りに配置したこと。

また、建具を省略したり、引き戸を用いたりすることで空気が隅々まで行き渡るようにしました。

最大の見どころは、高さ2.5mのコンクリート壁で囲まれた庭とウッドデッキ。深い軒と壁に守られたプライベートな屋外空間で非日常感を満喫できます。

UA値はTAKUMI史上最もハイスペックな0.17(HEAT20G3基準)。ワンランク上の快適さをぜひご体感ください。

 

EXTERIOR DESIGN

建物正面に見えるのは、塗り壁、コンクリート、杉板の3つの素材。

コンクリート壁の上にはアオダモやイロハモミジが顔を出し、涼しげに揺れながら心地よい樹影をつくり出します。

コンクリート壁をつくる際には、浮造り加工を施した杉板を型枠に使い、無機質なコンクリートに木目の表情を表現。

素朴な素材感でありながら、気品を感じさせる外観が特徴です。

 

MATERIAL

リビングの床は、オークよりもきめ細かい木目が優しい雰囲気をつくり出すミズナラのプライウッド(挽き板)。

天井は杉の羽目板、壁は塗り壁で仕上げています。

子ども部屋と一部の廊下はTAKUMIがいつも使用している糸魚川産杉の無垢材を使用。

ウッドデッキには、油分が多く水に強い飫肥杉(おびすぎ)を用いるなど、木の個性を見極めて適材適所に使い分けています。

 

|庭を眺めるLDK

LDKから眺めるコンクリート壁に守られた庭。椅子に座った時にバランスよく見えるように窓は1,800mmと少し低めに設計しています。

 

|東西方向に伸びやかな空間

空間を広く使えるようにキッチンは壁付けにしました。天井に張られた杉の羽目板が東西方向の奥行感を際立たせます。

 

|コンクリート壁を背に広がる小さな庭

庭職人の小川俊彦さんが手掛けた庭。夜にはアオダモ、アカシデ、イロハモミジなどの木々がライトアップされ、幻想的な雰囲気をつくり出します。

 

|自然素材で美しく整えられたポーチ

コンクリートと杉板の2つの壁に囲まれた安心感のあるポーチ。玄関ドアは広島県のユダ木工でつくられている「超断熱ドア」を採用。桧製のドアが杉板の壁と調和しています。

 

|木とコンクリートの素材美

玄関から眺めるポーチ。杉板の木目が現れたコンクリート壁と杉の軒天の組み合わせが美しい一角。

 

|職人技を表現した建具

TAKUMIでは天然木の表情を楽しめる建具を推奨しており、この家の建具の一部には、表面を粗く仕上げたベイツガの厚単板を張っています。表面に見られる線状の模様は、帯のこで材料を挽き割る際にできた刃の跡。研磨せずに残すことで職人の手仕事を表現しました。

 

|ホテルの客室のようなカーペット敷きの寝室

リビングの裏手に配された寝室は4.5畳。WICを間に挟んで死角にし、建具を省略しています。床にはカーペットを張り、ホテルライクな雰囲気をつくり出しました。

 

|ブラックチェリーの造作洗面台

LIXILの洗面ボウル「ピアラ」とブラックチェリーのカウンターを組み合わせた造作洗面台。シンメトリーになるように棚を両サイドに造り付けました。

 

|ホワイトオークの面材が美しいカスタマイズキッチン

キッチンはLIXILの「リシェル」がベース。面材をホワイトオークの天然木に張り替え、造作キッチンのような温かみをつくり出しました。自然素材があふれる空間によくなじんでいます。

 

|廊下から眺める坪庭の風景

子ども部屋へと続く廊下のFIX窓からもウッドデッキと庭が眺められます。瀟洒な旅館や料亭を彷彿させる風景です。

 

|書斎にもなる和室

ダイニングの奥はヨシベニヤの天井が落ち着いた雰囲気を感じさせる4畳の書斎。レッドラワンの建具と畳が調和しています。

 

|造作棚でセパレートした子ども部屋

9畳の部屋の中央に棚を造り付け、4.5畳の子ども部屋2室をつくりました。造作棚の位置を両サイドの壁に移設することで、空間を広く使うこともできます。

 

|木目がつながる格子の目隠し

玄関とリビングの間に設けられた目隠し用の格子は、1枚の板を10等分に割って並べたもの。よく見ると木目がつながっています。

 

|キッチン奥のパントリー

4畳のパントリーは壁いっぱいの可動棚にストック品をたっぷり収納可能。WICのように使うこともできます。

 

DATA

家族構成 夫婦+子ども2人
竣工年月 2023年7月
延床面積 112.58㎡(34.06坪)
UA値 0.17
C値 0.13
耐震等級 3(積雪1m、許容応力度計算による)
換気システム 第1種換気
構造材加工法 木造軸組工法(墨付け・手刻み)

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